作業療法士から肉体の疲労が少ない治験コーディネーター(CRC)へ転職できました!
作業療法士としてリハビリテーション病院で働いていましたが、毎日何人もの患者さんの処置をし続けることに対して肉体的な負担が大きいと感じ、この仕事を歳をとった後も続けるのは難しいと考えるようになっていました。また、結婚のために他県へ引っ越すことになり、作業療法士以外の仕事を探していたときに、前職で治験に関わった経験があったことを思い出し、治験コーディネーターへ転職できないかと思いCRCばんくへ申込みしました。
私が最も心配していたのは、作業療法士から治験コーディネーターへ転職できるかどうかです。CRCばんくの方に「作業療法士から治験コーディネーターへ転職された人はどれぐらいいるのか」「治験コーディネーターのうち、作業療法士出身の方は何%ぐらいいるのか」などを聞いたところ、返答はなんと「とても少ない」「1%もいない」とのことでした。私が予想していたよりもはるかに少なく、はたして治験コーディネーターへ転職できるのか不安が大きくなっていたところ、CRCばんくの方から「でも応募のタイミングは良いですし、脳神経の治験の数は増えていますから、転職できるチャンスは十分にあると思います。」とも言われ、婚約者とも相談した結果、とりあえず挑戦だけしてみることにしました。
応募書類を何度か添削してもらった後に3社へ応募したところ、なんとか1社だけ書類選考に通過できました。面接練習を何度かしたうえで面接を受けた結果、なんと内定をもらうことができました。今振り返ってみても、よく治験コーディネーターになれたなあという感想です。特に面接は厳しくて、終わった後は「絶対に落ちた」と落ち込んでいたことを覚えています。
現在は研修も終わり、ようやく治験コーディネーターとしてメインで被験者を受け持つところまできました。周りの治験コーディネーターさんは看護師や臨床検査技師さんがほとんどですが、実際に治験コーディネーターの仕事をするときにどのような医療資格を持っているかを意識することはほとんどないため、作業療法士であっても問題なく十分に仕事を続けていけると思っています。
タイミングが良いときに応募したにもかかわらず、半数以上は書類選考で見送りになっていますし、転職活動は作業療法士への転職より大変になるため、他の作業療法士さんへも治験コーディネーターへの転職を勧めるかと聞かれたら・・・、NOかもしれません。今思い出しても大変でした。