なぜCRCよりもCRAのほうが給料が高いのでしょうか。

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質問質問

この人はどのようなことで悩んでいるのかしら?

なぜCRCよりもCRAのほうが給料が高いのでしょうか。

治験業界への転職を検討している看護師です。

色々な記事を見ていると、治験コーディネーター(CRC)よりもCRA(臨床開発モニター)のほうが年収が高いようです。

特に経験を積んだ後の年収の差はとても大きいように感じます。なぜ、治験コーディネーター(CRC)よりもCRA(臨床開発モニター)のほうが年収が高いのでしょうか。


日付2016年9月11日 閲覧数28010

マンガマンガで分かる!看護師から治験コーディネーター(CRC)へ転職

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AIAIによる要約

1)CRAの給料が高い理由は外資系で働けるから。
2)外資系は成果主義で高給だが、リストラも多い。

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みんなの回答みんなの回答一覧

色々な回答があるととても参考になります。
外資系の有無 ベストアンサー

CRAが所属するCROは外資系の会社が存在しますがSMOはありません。製薬業界に限らず、外資系の会社は利益が出ないとすぐクビになるので給料が高いのです。

その証拠に外資系を除いて給与を比較すれば、CRAもCRCもほとんど給料が同じはずですよ。一度、EPSとかCMICのCRCとCRAの給与を比較してみてください。



日付2019年3月25日
 役に立った(10)
CRA(臨床開発モニター)は外資系(主にアメリカ)の会社で働けるからです。

CRA(臨床開発モニター)の年収がCRC(治験コーディネーター)より高い最大の理由は、「CRA(臨床開発モニター)は外資系(主にアメリカ)の会社で働けるからです」です。

治験コーディネーター(CRC)が所属する病院・SMOは、外資系の参入が規制されており、外資系の病院・SMOは基本的には存在していません。それに対して、CRA(臨床開発モニター)が所属する製薬会社・CROの約半分は外資系です。

治験・臨床開発業界だけでなく、全ての業界で外資系で働く人の年収は内資系より高いです。その差が100万円以上になることは珍しくなく、倍以上の業界もあります。

外資系(主にアメリカ)の給料が高い最大の理由は、成果を出していない人が解雇されやすいからです。外資系(主にアメリカ)は成果主義が徹底されており、成果を出していない人は働き続けられないことがほとんどです。その結果、外資系(主にアメリカ)で働いている人は成果を出している人のみとなるため、外資系(主にアメリカ)の年収は高くなりやすいです。実際に外資系CROの多くは過去に何度もリストラを行っています。

逆に内資系は成果主義が徹底されておらず、成果をあげられない人も働き続けられる場合がほとんどです。内資系で働いている人は成果をあげられる人だけでなく、成果をあげられない人も混ざるため、年収は低くなりやすいです。実際に多くの内資系CROは過去に一度もリストラをしたことがありません。

外資系(主にアメリカ)の給料が高い別の理由として、「競争力がある」「退職金制度がない」「規模の小さな会社が少ない」「英語力が必要」などもあります。

グローバルに展開している製薬企業やCROは価格競争力が強いため利益も大きくなります。退職金制度がないと現在の給料は高くなります。会社の規模が大きくなると年収は高くなる傾向があります。規模の小さな外資系は日本へ進出できませんから、年収が高い外資系のみ日本へ進出してくることになります。外資系で働くには英語力が必要になる場合が多いです。英語力のある人材は英語力のない人材より給料が高くなりやすいです。


CRCばんく・CRAばんくの平均年収の調査(2020年7月時点)では、治験コーディネーター(CRC)が約470万円、CRA(臨床開発モニター)が約610万円で、その差は約140万円です。しかし、外資系を除いて、残業時間も同じにして比較すると、その差は約20~50万円と小さくなります。

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<CMICグループ>

治験コーディネーター(CRC)
所属企業名:シミックヘルスケア・インスティテュート
平均年収:約490万円
平均残業時間:約17時間/月

CRA(臨床開発モニター)
所属企業名:シミック
平均年収:約535万円
平均残業時間:約25時間/月

残業時間を揃えて比較した年収差は20~30万円

<EPSグループ>

治験コーディネーター(CRC)
所属企業名:EPLink
平均年収:約460万円
平均残業時間:約16時間/月

CRA(臨床開発モニター)
所属企業名:イーピーエス
平均年収:約563万円
平均残業時間:約35時間/月

残業時間を揃えて比較した年収差は約50万円

※2024年4月追記
<主なSMOとCROにおける、CRCとCRAの年収差は以下の通りです>

~CRAの方が高い~
EPS(EPLink、イーピーエス)

~CRCの方が高い~
シミック(シミックヘルスケア、シミック)

~同じぐらい~
エムスリーグループ(ノイエス、メディサイエンスプラニング、メビックス)
アイロムグループ(アイロム、アイクロスなど)
エスアールディグループ(医療システム研究所、エスアールディ)

※内資に限ればCRCとCRAの年収差は「ない」と言える状況です。

-------------------------------------

ちなみに、約半数のCRA(臨床開発モニター)の最終学歴は院卒、もしくは6年制の大卒であるのに対して、治験コーディネーター(CRC)は半数近くの方が專門・短大卒です。最終学歴が高いほど年収も高くなりやすいです。

また、CRA(臨床開発モニター)のほうが労働時間が長いことが多いです。海外との打ち合わせは時差があるせいで深夜に行われることが多く、深夜手当がつきます。

他にも、治験コーディネーター(CRC)は女性の比率が高いです。そのため、育児をしながら働かれている方の比率が高くなり、一人当たりの総労働時間がCRA(臨床開発モニター)よりも減ることになります。

新GCP上では製薬会社が治験実施計画書を作成し、モニタリングや監査を実施することが義務づけられています。新GCP上でのCRCは医師に協力する人ですから、モニタリングを行うCRAのほうがCRCよりも責任が重くなっている分、年収が高くなりやすいです。

製薬会社からCROへの支払いはモニター数で行われることが多いのに対して、SMOへの支払いは症例数で行われることが多いです。そのため、症例数が集まらないときはもらえるお金も減ってしまう場合があります。つまり、SMOよりもCROのほうがもらえるお金の変動が少ないと言えます。


■■■まとめ■■■

外資系を除き、残業や学歴、退職金の有無などの条件を同じにしたうえで、治験コーディネーター(CRC)とCRA(臨床開発モニター)を比較すれば、年収の差はそれほど大きくないと言えます。


<類似の記事>

(CRCとCRAの違い)

(CRCの給料・年収)

(CRAの給料・年収)

<知っておきたい言葉>
随意雇用(アメリカ合衆国労働法の用語であり期間の定めのない雇用契約は雇用者・被用者のどちらからでも・いつでも・いかなる理由でも・理由がなくても自由に解約できるという原則のことである)
終身雇用(同一企業で業績悪化による企業倒産が発生しないかぎり定年まで雇用され続けるという、日本の正社員雇用においての慣行である)


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日付2020年7月4日
移動距離など ベターアンサー

現役のCRCです。

CRCは基本的に、エリア内の施設を担当することがほとんどであり、遠方への出張がほとんどありません。CRCは、施設での検査立会いなど行うので、緊急の場合に駆けつける必要もあり、遠くても自宅or会社から一時間半以内の距離の施設を担当することと思います。そのため、日当が出ることは稀です。

一方、CRAの方は遠方の施設を担当することはしょっちゅうかと思います。私の知ってるCRAの方の1週間のスケジュールは下記のようでした。

月曜東京→火曜熊本→水曜広島→木曜四国→金曜帰社

このようになると、毎日のように日当が出るので、自然と収入に差が出てくるのではないかと思います。

もちろん、責任の重さもあると思います。



日付2016年10月25日
 役に立った(8)
転職できる応募先を知る
製薬会社の平均年収が影響しています ベターアンサー

これは一言でいうと、製薬会社正社員の平均年収と、看護師、薬剤師、その他コメディカルの皆さんの平均年収との差がそのままCRA(臨床開発モニター)と治験コーディネーター(CRC)の年収の差になっているためだと思われます。

製薬会社の場合、大手ですと40代前半で800~900万に到達し、30代でも600~700万というのが相場ですので、CRA(臨床開発モニター)もその相場での年収ということになります。

CROの場合、製薬会社よりは低額にはなりますが、あまり低額だと、製薬会社からの中途採用や、優秀な新卒社員の採用が難しくなるので、中堅製薬会社に準じた基準をベースにしている会社も多いでしょう。

看護師の場合、20代は同年代平均よりも年収が多いことが多いですが、30代を超えた一定の年齢で頭打ちとなり、その後は一般企業と比較して、逆転してしまうことも多いと思います。なかなか抜本的な改善は難しいかもしれません。



日付2016年9月30日
 役に立った(8)
責任の大きさが違う。GCP上に規定がある。 ベターアンサー

外資系で働けるというのが年収に差が生まれる最も大きな理由だと思いますが、CRAとCRCの責任の大きさの差も無視できないと思います。CRAのほうが責任が重くてプレッシャーが大きいから年収が高くなっている部分も大いにあるのではないでしょうか。

製薬会社は薬を作って販売します。その過程で健康被害が生じた場合、製薬会社に賠償責任があります。治験においては、治験の運営や管理を行い資金を出す治験依頼者である製薬会社に責任があります。GCPでは治験実施計画書(プロトコール)は製薬企業が作成すると決められており、その治験実施計画書(プロトコール)に従って行われているかどうかを調査するためにモニタリングが行われます。

つまり、薬機法やGCPでは「製薬会社が治験の計画を作ってね。そして、守られているかも確認してね。守られてなかった場合の責任はもちろん製薬会社にあるよ」となっており、治験が計画通りに行われなかったら、モニター(製薬会社)に対して責任が追求されることになります。

モニターの責任は重い・・。

それに対して、CRCのGCP上の位置づけは治験協力者です。病院で行われる治験の責任を負うのは治験責任医師であって、治験協力者に位置づけられるCRCではありません。もちろん、CRCに責任が全くないわけではありませんが、法的にCRCは治験協力者にすぎません。

ですから、病院で行われている治験で重大な問題が発生した場合、その責任が最も大きいのは治験を計画通りに行わせる責任がある製薬会社です。治験責任医師にも責任はありますが、その医師を選定したのは製薬会社です。治験において製薬会社の顔となるのはモニタリングを行うモニター(CRA)です。

よって、CRAのほうがCRCよりも何倍も責任が重く、責任が重いだけプレッシャーがかかるわけですから、給与もその分高くなることになります。

CRCがCRAに対して「いや~。CRAの仕事は大変だ」と言うときの大変の意味は労働時間もありますが、主に仕事に対する責任の重さを意味しているはずです。



日付2022年11月10日
 役に立った(2)
日本ほど無能に優しい国はない ベターアンサー

このページをご覧にならている方で外資系の会社で働いたことがある人がどれぐらいいらっしゃるでしょうか?

私は日本の製薬会社で働いた後、複数の外資系の会社で働きましたが、外資系の会社で働き始めたときに思ったことは「外資系は無能がすぐにクビになる」「外資系は無能が働き続けることはできない」です。そして、外資系の会社は例外なく景気が悪くなるとすぐにリストラを行い、景気がよくなると前年にたくさん社員をクビにしていても、何知らぬ顔でしゃあしゃあと「ジェンダーフリー」などとアピールして大量採用を始めます。日本人からすれば厚顔無恥にもほどがあると思いますが、アメリカでは当たり前のことです。

実際に多くの外資系の製薬会社やCROは上記に当てはまります。丁寧に調べれば分かることです。当てはまらない会社はほとんどありません。

外資系を基準にして考えれば、日本の会社は無能な社員をたくさん抱えています。そして、景気が悪くなってもリストラをあまりしません。

CRCは日本の会社や病院に所属しています。CRAの半数以上は外資系の会社に所属しています。CRCよりもCRAのほうが給料が高いのは当然です。外資系のCRAは無能が働き続けることは出来ないのに対して、CRCは無能でも働き続けられるからです。CRC全員が無能と言っているわけではありませんが、成果をだしていなくても仕事を続けられるCRCはたくさんいらっしゃるはずです。しかし、外資系に所属しているCRAで成果を出せない場合は、半年ほどでその会社からこっそりと消えていなくなります。

他にも、日本円の価値が下がっていることや、会社規模が違うこと、業務の複雑性(ルールが複雑なほど給与が高くなりやすい)なども理由にあげられると思います。

給料が高いのには理由があるのです。



日付2022年5月2日
 役に立った(2)
被験者対応は息を抜けるが製薬会社対応は息を抜けないから
CRC→CRA→CRCの順で転職をしています。

CRAは自分には合いませんでした。CRAのほうがCRCよりもしんどく感じました。

CRCとCRAの仕事には決定的な違いがあると思います。CRAが接する全ての人はビジネス、つまり金もうけに関わる人です。しかし、CRCが接する人はビジネスに関わらない人が混ざっています。それは被験者です。被験者は金もうけのために治験に参加されません。(なかには金もうけの人もいるが一部)

CRAの仕事内容は全てがビジネスです。製薬会社、医師のいずれもビジネスのために接しています。しかし、CRCの仕事内容はビジネス以外の要素を含んでいます。被験者はビジネスのためだけに接していません。そこには日常生活が含まれており、息を抜くことが可能です。

CRCとCRAのどちらにも残業はありますが、仕事をしているときに息を抜けると感じるのは圧倒的にCRCだと思います。(移動時間などを除く) それが生産性の違いになって現れ、CRAのほうが給料が高くなるのだと思います。CRCは被験者対応がある以上、生産性が下がらざるを得ず、給料が低くなるのだと思います。被験者対応も仕事ですから、厳しい一面があるのも分かっています。しかし、製薬会社対応に比べればゆるいです。


日付2022年7月11日
 役に立った(1)
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働く場所の違いでは?
外資系の製薬メーカーで働いているものですが、確かに外資の給料は日本企業に比べて高いですね。普通に1.5倍ぐらいもらえますから(笑 外資系で働いている人の給料が高くなるのは同意。リストラの多さにも同意(苦笑) 

しかし、給料の違いは働く場所による違いも影響していると思います。

そもそも製薬業界は給料が高いです。おそらく業界で1~2位を争うぐらいだと思います。製薬メーカーで働くCRAさんも給料が高くなって当然です。

病院は医師はの給料は高いですが、医師以外はあまり高くないイメージ。ですから、病院で働くCRCさんの給料も高くならないのではないでしょうか?CRCさんの給料が高かったら、医師以外の人がみな転職してしまいますよ(笑

製薬業界の給料が高い理由は高収益だからです。製薬は知識集約産業の代表的なものです。薬って知識の塊ですよね。それを作っている人も高学歴の人が多くて当然、給料も高くなります。

でも病院はサービス業ですよね。何かを生み出しているわけではありません。治療の対価も日本では国が決めていますから、医師以外の給料は高くなりようがありません。

CRCさんが製薬業界で働くようになったら、CRCさんの給料も跳ね上がるかもしれませんね。


日付2022年6月4日
 役に立った(1)
治験コーディネーターと臨床開発モニターの年収差について
CRCとして10年以上の経験がある元看護師です。

まず、CRCは主に医療機関での業務を担当し、患者さんとの接点が多く、現場での調整やサポートが主な仕事です。一方でCRAは製薬会社やCROに所属し、治験の全体的な進行を監視し、データの正確性や治験が計画通りに進んでいるかを確認する役割を担っています。

このように、それぞれの職種には異なる責任範囲があります。CRAは治験の質を保つために重要な役割を果たしており、そのための専門的な知識やスキルが求められることから、企業側もその価値を高く評価することがあると思います。また、CRAは全国各地の医療機関を訪問することが多く、その移動に伴う負担も考慮されているため、給与面でも反映される場合もあると思います。

また、CRAは製薬会社と直接的な関わりがあり、新薬開発において非常に重要な役割を持っています。このような背景から、製薬会社はCRAに対して高い報酬を提供することで優秀な人材を確保しようとしています。 逆にCRCは医療機関内での業務が中心となるため、その報酬は相対的に低くなることが多いのだと思います。

また、昇進やキャリアパスも影響していると思います。CRAとして経験を積むことでマネージャーやリーダー職への昇進が期待でき、その際には給与が大きく上昇することがあります。このようなキャリアアップのチャンスもCRAの魅力となっていると思います。

したがって、CRCよりもCRAの方が年収が高い理由としては、業務内容や責任範囲、企業からの評価、およびキャリアパスによるものだと考えます。


日付2024年11月23日
 役に立った(0)
外資系の会社は時給4000円で給料はいいけど、能力がないとあっという間にクビになる。でも内資系は時給3000円とちょっと安いけど、真面目にさえ働けば怒られない。
外資系は「使えなければポイ」って感じで、人間関係も薄っぺらい。スキルを売ってお金をもらうだけ。雰囲気はビジネスライクで、特定の専門スキルだけを求められるので、仕事は効率的。一方、内資系は能力が低い人にも給料を払って、いろんなスキルも要求する。結局、効率は悪くなる。

日付2023年11月8日
 役に立った(0)
責任の重さ(プレッシャー)の違いだと思います。
CRCとCRAを比較すると責任の重さが違います。特にCRAのリーダークラスになると治験の進行の全ての責任を背負っていると言っても過言ではありません。それに対して、CRCはあくまでも治験のサポートという位置づけです。CRAのほうがCRCよりお責任が重いため年収も高いと言えます。CRCとCRAでは仕事に対するプレッシャーが全く異なります。

他にも専門性の高さ、労働時間の多さなどの影響があるかもしれません。しかし、確かにCRCよりもCRAのほうが専門性は高いのですが、携わる業務内容は同じであるため、人によってはそこまでの違いはないと言う方もいらっしゃいます。また、CRAのほうが労働時間が多いということもよく言われますが、最近のIT化の進展によってCRAの労働時間は減っています。


日付2016年9月15日
 役に立った(0)
なぜCRCよりもCRAのほうが給料が高いのでしょうか。 AI

一般的に、CRCよりもCRAの方が年収が高い傾向にあります。これは、いくつかの要因が複合的に作用しているためです。

業務内容の責任と専門性: CRAは、治験が適正に実施されているかをモニタリングする責任を担います。治験のプロトコル(実施計画書)、GCP(医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令)といった規制要件に関する深い知識が求められ、データ収集、監査、報告書作成など、業務の幅も広いです。一方、CRCは治験が円滑に進むよう、医療機関と製薬会社の間で調整役を担い、被験者の方々と接する機会も多いです。CRAの業務は、より専門性が高く、責任も重いとみなされるため、給与水準も高くなる傾向があります。
出張の頻度: CRAは、担当する医療機関を巡回するため、出張が多くなります。場合によっては、数週間におよぶ出張や海外出張もあります。出張手当などが支給されることもありますが、移動時間や拘束時間などを考慮すると、給与に反映されるのは当然と言えるでしょう。一方、CRCは基本的に勤務先の医療機関内での業務が中心となるため、出張はほとんどありません。
製薬会社またはCRO(医薬品開発業務受託機関)への所属: CRAは、製薬会社やCROに所属し、CRCは医療機関やSMO(治験施設支援機関)に所属するのが一般的です。製薬会社やCROは、一般的に給与水準が高い傾向にあるため、CRAの給与も高くなる要因の一つです。
求められる経験とスキル: CRAは、医学、薬学、生物統計学など、幅広い知識が求められます。また、高いコミュニケーション能力、問題解決能力、交渉力なども必要です。経験を積むことで、より高度な業務を任されるようになり、それに伴い給与も上がっていきます。CRCもコミュニケーション能力や調整能力は重要ですが、CRAほど広範囲の専門知識は求められない傾向があります。

これらの要因が重なり、CRCよりもCRAの方が年収が高くなる傾向があります。特に、経験を積んだCRAは、プロジェクトマネージャーや管理職など、キャリアアップの道も開けており、更なる年収アップも期待できます。

看護師さんの場合、CRCへの転職は比較的スムーズに進むことが多いですが、CRAを目指す場合は、臨床経験に加えて、治験関連の知識や英語力などを身につけることで、転職の可能性を高めることができるでしょう。

治験業界は、今後ますます発展していく分野であり、看護師さんの経験は非常に貴重です。ご自身のキャリアプランに合わせて、CRCとCRAのどちらが適しているか、じっくり検討してみてください。

項目 説明 具体例
所属する企業の違い CRC: 主にSMO(治験施設支援機関)や医療機関に所属します。SMOは中小企業が多く、医療機関は公的機関や非営利団体も含まれるため、給与水準は比較的安定しています。
CRA: 主に製薬会社やCRO(医薬品開発業務受託機関)に所属します。製薬会社は高収益企業が多く、CROには外資系企業も多く存在するため、給与水準は高くなる傾向があります。特に外資系CROは成果主義の傾向が強く、高収入を得やすい環境です。
大手製薬会社に所属するCRA:年収800万円以上も可能。
中小SMOに所属するCRC:年収400万円〜500万円程度。
業務内容の違い CRC: 治験が円滑に進むように、医療機関内で被験者対応、データ収集、医師や他の医療従事者との連携など、治験実施のサポートを行います。業務範囲は比較的限定的です。
CRA: 複数の医療機関を訪問し、治験がGCP(医薬品の臨床試験の実施に関する基準)や治験実施計画書(プロトコル)に従って適切に行われているかをモニタリングします。出張が多く、業務範囲も広いため、責任と負担が大きい分、給与も高くなります。
CRC:治験薬の管理、被験者の同意説明、症例報告書の作成補助など。
CRA:医療機関の訪問、治験の進捗状況の確認、症例報告書の監査、GCP遵守状況の確認など。
求められるスキルの違い CRC: 医療知識、コミュニケーション能力、事務処理能力などが求められます。看護師や臨床検査技師などの医療資格を持つ方が多く活躍しています。
CRA: 医療知識に加え、モニタリングスキル、高いコミュニケーション能力、英語力、論理的思考力、問題解決能力などが求められます。グローバルな環境で働く機会も多いため、英語力は特に重要です。
CRC:患者さんへの丁寧な説明、医師との円滑な連携など。
CRA:治験の進捗状況を的確に把握し、問題点を早期に発見する能力、英語でのコミュニケーション能力など。
キャリアパスの違い CRC: 施設管理者や教育担当など、医療機関内でのキャリアアップが一般的です。キャリアパスは比較的限定的です。
CRA: シニアCRA、プロジェクトマネージャー、ラインマネージャーなど、上位職へのキャリアアップが可能です。グローバルなキャリアパスも開けており、キャリアアップに伴い大幅な年収アップも期待できます。
CRC:CRCリーダー、治験事務局長など。
CRA:シニアCRA、プロジェクトマネージャー、ラインマネージャー、グローバルプロジェクトリーダーなど。
その他 外資系企業の影響: CRAが所属するCROには外資系企業が多く、外資系企業は一般的に給与水準が高い傾向があります。成果主義の評価制度を採用している企業も多く、個人の能力や実績に応じて高収入を得られる可能性があります。
専門性の高さ: CRAはモニタリングという専門性の高い業務を行うため、その専門性に見合った給与が支払われる傾向があります。
外資系CRO:成果に応じてボーナスや昇給が大きい。
モニタリング経験豊富なCRA:高年収で転職しやすい。

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