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院内CRCとSMOで働くCRCの違い

院内CRCとSMOで働くCRCの違い

治験コーディネーター(CRC)の働き方は雇用先によって主に2つに分けられます。一つがSMOに雇用される場合で、一般的に知られた働き方です。もう一つが病院に雇用される働き方で、院内CRCと呼ばれています。

院内CRCはSMOの治験コーディネーター(CRC)よりも「求人が少ない」「未経験者は受からない」などと言われていますが、実際はどうなのでしょうか?院内CRCとSMOで働く治験コーディネーター(CRC)の2つの違いを詳しく解説します。

クエスチョンマーク院内CRCとSMOで働くCRCとの違い

院内CRC、SMOそれぞれに良い点と悪い点があります。

「院内CRC」と「SMOの治験コーディネーター(CRC)」はどちらも一長一短がある。

院内CRCのメリット

1位
勤務地が固定される。
2位
ストレスが少ない。

SMOのCRCのメリット

1位
教育が充実している。
2位
幅広いキャリアがある。

「院内CRC」と「SMOの治験コーディネーター(CRC)」はどちらも一長一短があるため、自分がどちらに適しているかを考えたうえで、応募先を選ぶことが大切です。では、以下で違いを詳しく解説します。

【仕事内容】基本的にはどちらも同じ

SMOで働くためにはビジネスマナーが必要なんですね。

院内CRCとSMOで働く治験コーディネーター(CRC)のどちらも仕事内容に大きな違いはありません。

大手のSMOは組織が大きいため、CRC業務とSMA業務を分けて分業制により業務を行っていることも多いですが、院内CRCは規模が小さいことも多いため、一人で何でもこなすことが求められる場合が多いです。

SMOでは幅広い領域が経験できますが、院内CRCはその病院で行われている領域に限定した治験に携わることになります。その分、院内CRCは担当プロトコル数が多くなる傾向があります。

院内CRCは病院の職員であるため、病院内の治験担当医や看護師にあまり気をつかう必要はありませんが、SMOで働く治験コーディネーター(CRC)は外部の人間であるため、病院内の医療従事者と接する時に細かい配慮が求められます。

Q1
院内CRCは治験コーディネーター(CRC)以外の業務が多い?
A1
必ずしも多いとは言えません。治験コーディネーター(CRC)と、看護師や臨床検査技師の業務を兼任している院内CRCは少数派です。多くの院内CRCは治験専門の部署に所属し、治験コーディネーター(CRC)業務のみを行っています。また、SMOの治験コーディネーター(CRC)であっても、会社の状況によっては治験コーディネーター(CRC)以外の業務に携わることも多いため、「院内CRCだけが治験コーディネーター(CRC)以外の業務が多い」とは言えません。
Q2
院内CRCは治験の実施数が減ると治験コーディネーター(CRC)の業務ができなくなる?
A2
はい。院内CRCは治験の実施数が減ると看護師や臨床検査技師へと戻ることになり、治験コーディネーター(CRC)の業務が続けられない場合があります。ただし、業務が続けられなくなるのは院内CRCだけではなく、SMOであっても同様です。つまり、院内CRCに限らず、治験の実施数が少ない組織に所属している場合、数が減ると治験コーディネーター(CRC)として働けなくなる可能性があると言えます。
Q3
院内CRCは治験について勉強できる機会が少ない?
A3
いいえ。院内CRCであっても、大学病院などの大きな病院の治験コーディネーター(CRC)は外部の研修に参加する機会が多く、治験について勉強できる機会は多いです。勉強の機会の多さは、院内CRCとSMOではなく、病院・会社の規模や方針の違いによって決まります。

【医療行為】基本的にはどちらも行わない

医療行為はどちらのCRCも行わないんですね。

院内CRCとSMOで働く治験コーディネーター(CRC)のどちらも医療行為に携わらない方が多いです。院内CRCは医療行為を兼務している方も見られますが少数派です。SMOで働く治験コーディネーター(CRC)は法律によって医療行為に携わることが禁止されています。

治験コーディネーター(CRC)は治験の公平性の観点から、専任で勤務している間は医療行為を行わないことが推奨されています。

【給料】大学病院の正職員が最も高い

院内CRCとSMOの年収ランキング

極めて高い
大学病院の院内CRC(正職員)
高い
SMO(大手 ※一部を除く)のCRC、国立病院の院内CRC(正職員)
普通
SMO(中小)のCRC、医療法人の院内CRC(正職員)
低い
院内CRC(非正職員)

治験コーディネーター(CRC)の年収は大学病院の正職員が最も高く、次いで大手のSMOと国立病院となっています。大学・国立病院であっても非正社員の給与は低いことが多く、同じ院内CRCでも格差が発生しています。

【労働環境】病院、担当施設によって異なる

全てに満足できる労働環境はやっぱり夢なのかしら?

院内CRCの労働環境は所属する病院によって異なります。年間休日は土曜日の出勤がある病院は110~120日程度となっており、120日以上ある病院は半数以下です。残業は少ない病院が多いですが、給与も業務量に比例して少ない場合が多いです。雇用形態は3~5年が経過すると退職を求められる非正職員の比率が高いです。

SMOで働く治験コーディネーター(CRC)の労働環境は、担当する施設によって異なります。通勤に1時間以上かかったり、土曜出勤が続く施設も存在します。給料は入社して4~5年で50万前後も上がることがありますが、残業や責任も同時に増加します。雇用形態は正社員が多く安定しています。

      

年間休日の比較

※主要なSMOと病院・クリニックの調査データを基に算出。

雇用形態の比較

※SMOはCRCばんく、病院・クリニックは臨床試験支援センター・JCOG、などの調査データを基に算出。

【転職の難易度】院内CRCのほうが難しい

院内CRCの求人はなかなか目にすることは少ないですね。

院内CRCとSMOの転職難易度ランキング

極めて難しい
大学病院、国立病院の院内CRC(正職員)
とても難しい
公立病院の院内CRC(正職員)
難しい
医療法人の院内CRC(正職員)
普通
SMO(大手)のCRC
簡単
院内CRC(非正職員)、SMO(中小)のCRC

正職員の院内CRCへの転職は、医療資格が薬剤師などに限定されたり、治験コーディネーター(CRC)として3~5年以上の豊富な経験が求められたりするがあり、SMOよりも難しい場合が多いです。また、求人の数が少ないため、転職活動の期間が半年~1年と長期になることもあります。

ただし、院内CRCであっても非正職員への転職は簡単なことが多いです。年齢制限は院内CRC・SMOの治験コーディネーター(CRC)のどちらもCRC未経験者は35歳前後、CRC経験者は45歳前後ぐらいまでが多いです。

表院内CRCとSMOで働くCRCの比較一覧表

院内CRCは仕事は楽だけどその分、給料が低いのかしら。
院内CRC SMOで働くCRC
病院 所属する組織 会社
フレンドリー 医療従事者への接し方 ビジネスマナー必須
一人でなんでもこなすことが多い。 仕事内容 大手SMOは分業制であることが多い。
狭い 疾患の領域 広い
多い 担当するプロトコル数 少ない
原則、行わない 医療行為 禁止
低いことも多く、あまり上がらない。ただし、大学病院などの大きな病院の正職員はSMOより高い。 給料 最初は高くないが、大きく上がることが多い。
早い 出勤時間 遅い
月に5~10時間程度と比較的少ないことが多い。 残業時間 月に10~20時間程度であることが多い。
  • 日祝日、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始など
  • 年間休日は105~120日
  • 土曜出勤が必須の場合が多い
休日
  • 土日祝日、ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始など
  • 年間休日は120~130日
  • 土曜出勤も時々あるが、代休が取得できる
病院次第 有給 取得しやすい
正職員と非正職員がおよそ半々。 ※大学病院やがんセンターの正職員の比率は7~9割と高いが、国公立病院などは5割以下と低い。 雇用形態 9割以上が正職員。
残業が少ないため比較的容易。 家庭との両立 時短制度などが整っているため比較的容易。 ※本社で行われる研修への参加は必須。CRC未経験者は時短制度が使えない場合も多い。
固定 勤務地 1年に平均して2~3回変わる
薬剤師が有利 資格 看護師が有利
35歳前後(CRC経験者の場合は45歳前後) 応募時の年齢制限 35歳前後(CRC経験者の場合は45歳前後)
女性が9割以上 男女比 女性は8割前後
3日前後が多い。クリニックなどの場合、ない場合もある。 入社時の研修期間 1~2週間が多い。2週間をこえる研修を行う場合もあり。
2回が多い 面接回数 2回が多い
無しが多い 筆記試験の有無間 有りが多い
極めて高い 転職難易度 高い
  • 給料が低い、給料が上がらない。
  • 私はいつまで雇用されるのかしら。結局、契約社員。
口癖
  • 勤務地が遠くなるのは嫌
  • 最近忙しい。他の人は暇そうなのに。

マル院内CRCを選んだ理由

院内CRCはCRC経験者に人気があるようです。

院内CRCを選んだ理由ベスト3

1位
勤務地が変わらない
2位
医療従事者に気を遣わなくても良い
3位
残業が少ない

院内CRCを選んだ理由の1位は「勤務地が変わらない」です。勤務先が変わらないことは、自宅の近くの病院で働ける場合は大きなメリットのようです。

2位には「医療従事者に気を遣わなくても良い」でした。ビジネスマナーに自信がない看護師や臨床検査技師にとって、フレンドリーに医療従事者と接することができる立場であることは、働きやすい要因の一つのようです。

3位には残業が少ない点がランクインしています。給料は低くても、残業が少ないことをメリットに感じる人が多いようです。

声院内CRCを選んだ人の声

勤務地が変わらない点が魅力
前職の病院は自宅から15分の距離で、通勤がとても便利でした。治験コーディネーター(CRC)の仕事には興味はあったのですが、通勤時間が30分をこえることもあると聞き、ちょっと私には無理かなと思っていたところ、知り合いから近所の病院で院内CRCを募集していることを聞き、応募したら受かりました。やっぱり通勤時間が短いことって毎日のことなので大事だと思いますよ。
新たなステップアップとして
前職ではSMOの治験コーディネーター(CRC)として長く働いてきました。役職にもつき5年が経過したころから、なんとなく次は院内CRCで働いてみたいと思うようになりました。仕事も慣れてきて、少しマンネリになっていたと思います。

入社時から比較すると給料も増えていたので、院内CRCから給料が結構下がる内定をもらった時は正直、動揺しました。ただ、残業も少ないという説明でしたので、給料よりもプライベートを重視しようと思い転職を決断しました。仕事は前職よりはまったりしていますね。気を遣う場面も減りました。ただ、その分、給料もまったりしてしまったのがちょっと心残りです。
病院の職員としてプライドを持って働ける
SMOから1年かけて院内CRCへ転職しました。院内CRCの求人は労働条件がマチマチで、なかなか良い条件の求人は少ないので、転職活動が長引きました。これは相性だと思うのですが、私はやっぱり病院に所属して働くのが向いているのだと思います。今度の職場が大学病院なので、大学病院の職員としてプライドを持って働けるのは魅力です。
治験について深い部分まで学びたい
長い期間、SMOの治験コーディネーター(CRC)として働いていました。時々、通勤が遠くなることに多少の不満はあるものの、人間関係が良く特に不満らしい不満はありませんでした。ただ、治験コーディネーター(CRC)の友人が事務局業務やオンコロジー領域の業務も覚え、仕事の幅を広げているのを聞いたら、少し焦ってしまって・・・。

なぜなら、私が所属していたSMOは分業制になっていて、仕事を深めることに限界を感じていたからです。マネジメント方面はあまり興味がなく、もっと治験業務を深めたいと考えていた時に、オンコロジー領域に特化した院内CRCの求人を見つけ、応募したら内定をもらえたので転職を決意しました。

マルSMOを選んだ理由

SMOはCRC未経験者に人気がありますよ。

SMOを選んだ理由ベスト3

1位
CRC未経験者が安心して学べる
2位
求人が多い
3位
会社で働いてみたい、視野を広げたい

SMOを選んだ理由の1位は「CRC未経験者が安心して学べる」です。初めてCRCへ転職するときは、不安が大きいものです。大手SMOでは万全の研修体制が整っていることもあり、CRC未経験の私でも安心してCRCとして活躍できそうと、いう声が聞かれました。

2位には、求人数が多いため転職できるチャンスが大きかったことがランクインしました。3位には、病院以外のところで働いてみたい、1ヶ所の病院で働くのは嫌だなど、閉鎖的な病院の雰囲気が合わないという意見がありました。

声SMOを選んだ人の声

CRC未経験者への教育が充実している点が大きかった。
やっぱり治験コーディネーター(CRC)への転職は不安があります。全く違う仕事なので、チャレンジするにも勇気がいるし、「私なんかにできるのかなあ」と不安に思っていました。

でも、応募者の多くがCRC未経験で、みんなきちんとした研修を受けて一人前になっていると聞いて、思い切ってチャレンジしてみようと思いました。やっぱり大手だけあって、独自の教材や研修システムなどもあり、安心して業務を覚えられました。専門の教育担当者がいるのも魅力です。
一度、会社で働いてみたかった。
病院ってすごく閉鎖的な空間だと思います。病院の中で一人前になっても社会では通用しないような気がしていて・・・。外部からかかってきた電話をどのように受ければ良いのかも分からない時があって、このままでは社会人としていつまでも一人前になれないような気がしていた時に、SMOのCRCの求人を見つけました。

最初にビジネスマナーの研修をきちんと受け、メールなどの書き方も教わりました。今では一般の会社で働いている友人とも自信を持って接することができます。
視野を広げてみたかった。
院内CRCだと病院の職員として働くので、看護業務がCRC業務に変わるだけで、労働環境に変化がないと思いました。転職するのであれば、一度、違う業界で働いてみたいと思い、思い切ってSMOの治験コーディネーター(CRC)へと転職しました。

現在は治験コーディネーター(CRC)として働いて3年目になりますが、昔は自分の視野が狭かったなあと思います。病院のことしか知らなかったですもんね。今は良くも悪くも世の中のことが色々と分かってきて、色々と見えてきた部分があります。ただ、悪いことも見えるようになってしまったので、何も知らないことは、それはそれで幸福なのかもしれません。
院内CRCの求人はCRC経験者優遇となっていた。
治験コーディネーター(CRC)へ初めて転職するときには、院内CRCなのか、SMOなのかに特にこだわりはありませんでした。住んでいる場所には私が応募できる求人はSMOしかなかったので、CRC未経験者の私に院内CRCのという選択肢はありませんでした。とにかく、CRCにならなければいけないと思っていたので、CRC未経験の私でも採用してくれるところを優先して応募していきました。その結果、なんとか内定を取得することができたので、ほっと一安心しているところです。
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