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治験コーディネーター(CRC)経験者が転職する際の注意点

CRC経験者が転職する際の注意点

治験コーディネーター(CRC)経験者の転職理由は「働き方を変えたい」「年収をアップしたい」「プライベートの都合」など様々です。

こちらのページでは治験コーディネーター(CRC)経験をお持ちの方が転職活動をする際に注意すべき点を、主な応募先である「SMO」と「病院(院内CRC)」の二つに分けて徹底的に解説します。

転職理由ベスト3CRC経験者の転職理由ベスト3

CRCの転職のおよそ8割がSMOからSMOへの転職です。

治験コーディネーター(CRC)経験者が「SMOからSMOへ転職する理由」は主に以下の3つになります。

治験コーディネーター(CRC)経験者の転職理由ベスト3
1位  働きやすさを重視したい
2位  年収をアップしたい
3位  プライベートの都合

CRC経験者の転職理由

では、それぞれの具体例と注意点について以下に詳しく解説します。

働きやすさを重視したい 年収をアップしたい プライベートの都合

働きやすさの重視働きやすさを重視したい

働きやすさの重視

治験コーディネーター(CRC)経験者の転職理由で最も多いのが「働きやすさを重視したい」です。院内CRCへ転職できれば働きやすくなる可能性があることは知られていますが、院内CRCへの転職は狭き門であることも事実です。

そのため、現実的な選択肢として院内CRCではなくSMOへ転職することによって働き方を変える治験コーディネーター(CRC)が多くいらっしゃいます。

働き方をどのように変えたいかは人によって様々ですが、主に以下の4つに当てはまります。

通勤時間を短くしたい 残業を減らしたい 休日出勤を減らしたい 人間関係をリセットしたい

1通勤時間を短くしたい

SMOに所属していると様々な病院・クリニックを担当します。自宅から近くの施設を担当できれば良いのですが、場合によっては自宅から2時間近くもかかる施設を担当せざるを得ない場合も発生します。

その状態が数ヶ月以上続くと、通勤で体力を消耗してしまい、次第に疲弊していきます。さすがに我慢ができなくなり、上司に相談することになりますが、上司から人員不足などを理由に「今後も改善される見込みがない」と告げられた場合、退職へとつながります。

そのような場合、別のSMOへ転職することによって通勤時間を短くできることが多いです。ただし、わがままは禁物です。過度の通勤時間の長さは解消されることが多いですが、自宅から近くの施設を担当できる可能性はそれほど高くないため、あくまでも過度な通勤時間の長さを減らす場合に限り、転職すべきであると言えます。

転職の注意点

  • 過度な通勤時間の長さが、上司に相談しても解消されない場合に限り、転職を検討する
  • 転職先の面接では事前に「主な配属エリア」を確認しておく

現役CRCの転職アドバイス1
SMOの治験コーディネーター(CRC)にとって通勤時間が大きく変わることはとても頭が痛い問題です。

治験コーディネーター(CRC)間の不公平感も大きくなりやすく、人員の状況によってはその状態が長期化することも多いため、最もよく見られる転職理由となっています。
現役CRCの転職アドバイス2
SMOによって主な提携先の施設が異なるため、どのエリアに配属になりやすいかは偏りがあります。特に地方はエリアの偏りが大きいため、面接で主な配属エリアを確認しておくと、同じ失敗を繰り返す可能性を減少させられます。

2残業を減らしたい

人員不足などを理由に過度な残業が長期に渡って続くことがあります。速やかに人員が補充され残業時間が減れば良いのですが、さらに人員が減少し、残業時間がますます増えてしまう場合もあるようです。

数ヶ月の間であれば、なんとか頑張れる治験コーディネーター(CRC)が多いのですが、残業が多い期間が半年以上続くと、体力的に疲弊したり、体調を崩したり、家庭が崩壊したりして、退職へとつながってしまうことがほとんどです。

この問題は転職によって解決が容易なのですが、実際は問題が深刻化することが多いです。なぜなら、仕事が忙しすぎて転職活動を行う時間を確保すること難しいうえに、人員が不足しているため業務過多になっていることが多く、すんなりと退職させてもらえないことからです。

最悪の場合は、二度と治験コーディネーター(CRC)の仕事をやりたくないというトラウマになってしまう場合があります。

残業時間はSMOによって大きな差がありますので、残業時間を減らしてプライベートを優先したい治験コーディネーター(CRC)はそのようなSMOへ転職することによって、長期的に安定して働き続けることができます。

転職の注意点

  • 他の施設でも過度な残業が頻発しているようであれば、「早めに転職」するのもあり
  • 過度な残業が続いて在職中に転職活動を行えない場合は、「退職後に転職活動をする」ことも検討する

現役CRCの転職アドバイス3
当然ですが残業が減ると年収も減ります。年収を維持したまま残業を減らすことは難しいですよ。

3休日出勤を減らしたい

担当する施設によっては毎週土曜日、もしくは土日の出勤の頻度が高い場合があります。数ヶ月間であれば代休も取得できるため気にならない方が多いのですが、3ヶ月以上続くとお子様がいらっしゃったり、ご主人や彼氏の仕事のお休みが土日だったりすると、プライベートに影響を及ぼすようになってきます。そのため、少しずつ仕事を続けることが難しくなってきます。

もし、施設の変更が可能な場合は、上司等にお願いして担当する施設を変更してもらうことによって解決しますが、施設の変更が難しい場合は、他のSMOへ転職することによって就業環境を好転させられる場合が多いです。

ただし、治験コーディネーター(CRC)の仕事の性質上、月に1回程度の土日出勤は仕方がないですので、完全に土日祝を休みたいという要望は控えたほうが好ましいです。

転職の注意点

  • まずは「施設の変更」をお願いする
  • 施設の変更が難しい場合は、他のSMOへ転職することによって土日祝に休める労働環境を手に入れることが可能

4人間関係をリセットしたい

上司や同僚からパワハラやセクハラ等を受けており、人間関係が悪化して仕事に支障が出ている場合があります。人間関係悪化の主な原因が本人にある場合は、転職しても同じ状況になる可能性が高いため、まずはその原因を改善するように取り組む必要があります。

相性の部分で上手くいかなか場合、本人の努力で事態を好転させることが難しいため、まずは上司等に部署移動をお願いしましょう。それでも状況が改善されない場合、他のSMOへ転職することによって人間関係をリセットできます。

良好な人間関係が築けるかどうかは、残念ながら実際に転職してみないと分かりませんが、会社の社風は異なるため、転職の際に参考にできます。SMOによって社風は異なり、まったりしている会社もあればギスギスしている会社もあります。

口コミを見たり、コンサルタントに相談したりして、出来る限り自分の希望に叶う社風のSMOを探すと転職に失敗する可能性を減らせます。転職すると人間関係はリセットされますが、転職後の人間関係が良好になるかどうかは運に左右される部分も多いため、転職後は謙虚な姿勢で協調性高く仕事に取り組みましょう。

転職の注意点

  • 転職で人間関係をリセットできるが、転職後の人間関係がどうなるかは事前には分からない
  • SMOによって社風には差があるため、転職の際に参考にできる

現役CRCの転職アドバイス4
人間関係の問題はどの仕事、その職場でもあります。原因が本人にある場合も多いので、第三者に意見を聞いてみるのも良いでしょう。

ただし、極度のパワハラやセクハラ等は我慢する必要はありませんので、状況が改善されないようであれば早めに転職したほうが良い結果になることが多いです。

年収アップ年収をアップしたい

年収アップ

転職して年収をアップしたいというお問い合わせも多いです。しかしながら、現在の治験コーディネーター(CRC)の転職市場では、転職によって年収をアップさせることはかなり難しくなっており、転職によって年収をアップさせるより、ダウンさせる方のほうが多くなっているのが実情です。

CRC経験者の転職前後での年収比較

※100名のCRCばんくの口コミ・アンケート調査データを基に算出。

では、なぜ転職によって年収がダウンしてしまうのでしょうか。答えは「SMO市場の右肩上がりが終わったため」と言えます。2007年ごろまでは各SMOとも業績が右肩上がりでした。そのため、治験コーディネーター(CRC)経験者の数が不足し、高い給料を払っても働いてもらったほうが会社の利益になったからです。

しかし、新薬開発の主流が、症例数の多い生活習慣病などプライマリー領域から、症例数の少ない癌などのオンコロジー領域へと変わってきたことで、SMO業界は2013年前後を境に縮小へと転じています。

そのため、治験コーディネーター(CRC)経験者の数の不足感が少なくなり、治験コーディネーター(CRC)経験者に高い給料を払っていては赤字になってしまうようになったからです。

SMOの売上高と従業員数

※SMOは日本SMO協会の会員のみ。
※日本SMO協会データ2016より出典。

その結果、以前のように治験コーディネーター(CRC)経験者に対して給料のプレミアムの金額を上乗せすることがほぼなくなったため、転職することによって転職先の社内システムや組織の理解がない分、スキルが劣ると判断され年収がダウンすることになります。

特に2007年以前のSMO市場が右肩上がりの時から働いている治験コーディネーター(CRC)は、給与にプレミアムが上乗せされている可能性が高く、転職することによって年収が下がる可能性が高いと言えます。

大手SMOから中小SMOへの転職 中小SMOから大手SMOへの転職

1大手SMOから中小SMOへ転職した場合

中小SMOは大手SMOと異なり、きちんとした給与制度がない場合が多いです。そのため、治験コーディネーター(CRC)経験者に対して、プレミアムをつけた年収を提示しやすいと言えます。

とはいえ、中小SMOで業績が良いところはごく僅かです。そのため、一般的には給与が下がる可能性が高いと言えます。また、中小SMOは会社の安定性も低くなるため、「年収が高かったのは初年度だけ」という転職者の声を聞くことあり、注意が必要です。

2中小SMOから大手SMOへ転職した場合

中小SMOの給与が低かった場合は年収が上がる可能性があります。しかしながら、中小SMOで2007年以前より働いている治験コーディネーター(CRC)の多くは年収が大きく下がる可能性があります。

大手SMOの多くは年収が下がっても安定性が高くなるため年収を高くする必要はないと考えており、給与制度も厳格に設定されているため、年収の融通が利かないことが多いです。その結果、大きく年収が下がってしまう場合が多いと言えます。

転職の注意点

  • 業界平均より低い給料の「経験5年未満」の治験コーディネーター(CRC)は、転職すると年収が上がる

プライベートの都合プライベートの都合

結婚

上記以外の主な理由として引っ越しや出産、介護、病気などがあります。治験コーディネーター(CRC)の多くは女性であるため、やむを得ないと言えます。

質問CRC験者からよくある質問

どうすればスムーズに転職活動を進められるのでしょうか?
Q1
転職活動は働きながら活動するほうが良い?それとも退職を決めてからのほうが良い?
A1
現在の仕事を続けながら転職活動をするほうが良いと言えます。なぜなら、転職活動が上手くいかなかった場合に現在の会社に残るという選択肢があるからです。

退職が決まっていると、良い条件の会社を選ぶつもりで転職活動を始めたにも関わらず、不採用や希望する条件を下回る条件提示が続くと焦ってしまい、転職をする目的が「就職すること」に変わってしまいます。

その結果、転職前よりも労働条件が悪くなり、転職をしないほうが良かったということになりかねません。実際に多くの治験コーディネーター(CRC)は在職中に転職活動をしています。
Q2
「今」は仕事が忙しすぎて転職活動をする時間が確保できません。
A2
多くの被験者を抱える治験コーディネーター(CRC)や、管理職は日常の業務に追われてしまい、なかなか転職活動の時間を確保できない方が多いようです。その場合は転職活動を行う時期を現在のプロジェクトが落ち着いたり、マネジメントの業務量が減るまで待つほうが好ましいです。

なぜなら、転職活動は自分が新たに働く先を選ぶ作業であり、仕事以外で余計な体力や精神力が必要とされるからです。

日常の仕事で一杯の状態では転職活動に使うエネルギーが残っていないことが多く、結果として仕事が忙しすぎて面接のスケジュール調整が上手くいかなかったり、準備する時間が少なくきちんとアピールできなかったりして、良い条件を勝ち取れない可能性が高くなり、転職活動に失敗する可能性が高くなります。
Q3
「今も将来」も仕事が忙しすぎて転職活動をする時間が確保できません。
A3
プロジェクトが落ち着いたり、マネジメントの業務量が減る状況がいつまで待っても期待できない場合があります。その場合は、現在の仕事に影響が出ないように、転職活動を少しづつ進めていくことを心がけましょう。

コツとしては複数の行動を同時に行うことを避けることが大切です。応募書類を作成しながら応募先を選んだり、A社の面接準備をしながらB社の筆記試験を受けるのではなく、一つ一つ準備を進めていくことが重要です。

その結果、転職活動にかかる期間は長くなりますが、自分のペースに合わせて無理のない転職活動を行うことが可能になるため、結果として転職活動に成功する可能性が高くなります。
Q4
同時に何社ぐらい応募すれば良いでしょうか?
A4
約8割の治験コーディネーター(CRC)は1社ずつ応募しています。同時に何社ぐらい応募すれば良いかは、応募者の経歴や状況によって異なります。

働きやすい環境を求めて転職する方は転職したい会社が事前に決まっていることが多いため、応募する会社の数は少なくなる傾向があります。一方で年収をアップさせたい人は年収を比較したい気持ちが強いため、2〜3社へ同時に応募する人もいらっしゃいます。

応募する会社が増えるほど、転職活動にかかる時間も増えるため、ご自身の状況や経歴と相談して、同時に何社ぐらい応募すべきかを決めると良いでしょう。
Q5
いつ面接へ行けば良いのでしょうか?
A5
現在の仕事を続けながら転職活動を行う場合、いつ面接へ行けば良いのでしょうか。約半数の治験コーディネーター(CRC)は有給を取得して面接へ行かれており、残りの半数がフレックス制度を上手に利用したり、代休を取得して面接へ行かれているようです。

いずれにしても、治験コーディネーター(CRC)の仕事の性質上、面接の日時が前もって分かれば、日程を調整できることが多いため、余裕をもって面接日時の調整を行うように注意すれば、仕事をしながら面接へ行くことは可能なようです。
Q6
応募書類を作成するときに気をつけることは何でしょうか?
A6
治験コーディネーター(CRC)以外の経歴を職務経歴書へ詳しく記載することは避けましょう。新卒で治験コーディネーター(CRC)になった方を除けば、過去に病院や調剤薬局・検査会社などで治験コーディネーター(CRC)以外の経験を積んでいる方がほとんどです。

そのため、過去に使用した職務経歴書に現在の経歴をそのまま付け加えると、治験コーディネーター(CRC)以外の経歴について詳しく書かれている職務経歴書になってしまう場合があります。

過去に作成した文章を削ることをもったいないと思わずに、過去に病院などで経験した治験コーディネーター(CRC)以外の経歴については最小限の記載に留めるように、修正をしておきましょう。
Q7
「面接」で気をつけることは何でしょうか?
A7
過去に携わったプロトコルの実績について数字などを含めて具体的に話せるようにしておくのはもちろんですが、「なぜ貴社で働きたいか」「将来どのような仕事をしたいか」の2点についてきちんと話せるようにまとめておきましょう。

「なぜ貴社で働きたいか」について、きちんと説明できない応募者に対して、企業が内定を出すことは少ないです。

また、「残業を減らしたい」「通勤時間を短縮したい」「土日にお休みを取得したい」という転職の目的を、面接できちんと伝えておくことによって、転職後のミスマッチを事前に防ぐことができます。
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