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CRCのキャリアプランについて教えて下さい。
質問
CRCのキャリアプランについて教えて下さい。
地方の看護師ですが、CRCへの転職を考えています。CRCになった後はできるだけ長く働きたいと考えていますが、将来のキャリアプランの選択肢がどれくらいあるのかイメージできていません。
特に40~50代の男性のCRCが現場の最前線で働いているイメージがつきません。資格をとって役職につくのが一般的と認識していますが、役職の空きが少なくて役職につけないこともあるのでしょうか。
2020年9月14日 8716
マンガで分かる!男性が治験コーディネーター(CRC)に転職
AIによる要約
1)治験コーディネーター(CRC)のキャリアは多岐にわたり、経験やスキルにより進む道が変わる。
2)男性CRCは管理職になることが求められ、なれない場合は他職種への転職が必要となることが多い。
3)女性CRCは子育てと両立しながら長く働くことが可能で、スペシャリストとしての道もある。
4)地方のCRCは役職の空きが少なく、管理職になるかは運に左右されることが多い。
みんなの回答一覧
- 治験コーディネーター(CRC)のキャリアプランについて 公式
-
治験コーディネーター(CRC)の主なキャリアは以下となっています。
------よく見られる------
A)アシスタント・・・CRCをサポートする。
B)治験コーディネーター(CRC)・・・CRCになって5年ぐらいまで、食品や化粧品、臨床研究のコーディネートをあわせて担当することも多い
C)スペシャリスト・・・特定の領域を専門に担当する。
D)SMA(治験事務局担当者)・・・事務業務を取りまとめる。
E)営業/渉外(製薬会社担当/病院担当)・・・病院や製薬会社と交渉する。
F)リーダー・・・一つのチーム(2~10人前後)を取りまとめる
------あまり見られない------
G)マネージャー・・・複数のチームを取りまとめる。
H)支店長/副支店長/室長/課長・・・支店の責任者、副責任者、室や課の責任者
I)品質管理(QC)・・・治験の品質を管理し、監査や調査をサポートする。
J)被験者募集・・・被験者の募集を専門に行う。
K)DCTCRC・・・分散型臨床試験の管理をする。
L)システム導入支援・・・治験システムの導入支援を行う。
M)治験薬管理者・・・治験薬の保管や管理を行う。
N)臨床開発モニター(CRA)・・・治験の進捗を管理する。
O)臨床研究モニター・・・臨床研究の進捗を管理する。
P)PMSモニター・・・市販後調査の進捗を管理する。
------ほとんど見られない------
Q)安全性情報担当者(PV)・・・副作用の情報を収集し評価する。
R)データマネジメント(DM)・・・治験や市販後調査のデータを集める。
S)統計解析・・・治験のデータを分析する。
T)開発企画・・・プロトコールを作成する。
U)医療情報担当者(MR)・・・薬の情報提供を行う。
V)メディカルサイエンスリエゾン(MSL)・・・医療活動と臨床研究を支援する。
W)マーケティング・・・販売促進案の立案実行を行う。
※A)の多くはアルバイトやパート
※F)G)H)は管理職
※E)営業(製薬会社担当)は製薬会社の本社が近くにある場合のみ
※I)J)品質管理、被験者募集などがあるのは本社に限られる場合が多い
※K)L)IT化の進展により生まれた新しい職業
※M)薬剤師のみ
※L)働く場所は主にIT企業
※N)O)P)Q)R)S)T)働く場所は主に製薬会社かCRO
※U)V)W)働く場所は主に製薬会社かCSO
以下に図付きで説明しています。
https://crc-bank.com/crctoha#a7
治験コーディネーター(CRC)のキャリア
!!!新たな職種の誕生!!!
IT技術の進展や感染症の流行により、医療機関で行われていた臨床試験を自宅などに分散化させることで、患者様が定期的に来院しなくても臨床試験に参加できるDCT(Decentralized Clinical Trial/分散型臨床試験)が2021年頃から少しずつ実用化され始めています。
DCTを専門に行う「DCTCRC」や、eCOAやオンライン診療、ウェアラブルデバイスや将来的にはeConsentなどと連携したCTMS(治験管理システム)の導入を支援する「システム導入支援」、eリクルートを専門に行う「被験者募集担当(ペイシェントリクルート)」などの職業が、治験コーディネーター(CRC)のキャリアプランに新たに追加されることになりました。
<女性の主なキャリアプラン>
■■パターンA■■
治験コーディネーター(CRC):~40年 →→→ スペシャリスト:~20年
産休育休や時短勤務の期間が長いため、治験コーディネーター(CRC)として働く期間が長くなります。子育てが終わるころにスペシャリストになられる方が多いです。
■■パターンB■■
治験コーディネーター(CRC):~20年 →→→ リーダー:~10年 →→→ マネージャー、支店長/副支店長/室長/課長:~10年 →→→ スペシャリスト:~10年
子育てが終わる35~45歳前後にリーダーなどの管理職になられる方が多いです。管理職になれるのは、仕事への評価が高いことはもちろん、重い責任や長い労働時間を許容できる方に限られます。体力が落ちるころに管理職からスペシャリストになられる方もいらっしゃいます。
■■パターンC■■
治験コーディネーター(CRC):~10年 →→→ 品質管理(QC)、被験者募集、DCTCRC、システム導入支援、臨床開発モニター(CRA)、臨床研究モニター、PMSモニターなど
治験コーディネーター(CRC)を経験した後、ご自身の適性に合った別の職種へキャリアチェンジします。出産育児後や35歳を超えてからキャリアチェンジをすることは難しいため、20代後半から30代前半までにキャリアチェンジを完了される方が多いです。
※多くの女性のキャリアプランはパターンAになります。
※病院で管理職になれるのは薬剤師に限られる場合が多いです。
<男性の主なキャリアプラン>
■■パターンA■■
治験コーディネーター(CRC):~10年 →→→ SMA(治験事務局担当者):~5年 →→→ 営業(病院担当、製薬会社担当)~10年 →→→ リーダー:~20年 →→→ マネージャー、支店長/副支店長/室長/課長:~20年
治験コーディネーター(CRC)だけでなく、SMA(治験事務局担当者)や営業(病院担当、製薬会社担当)なども経験した後に管理職になります。管理職になるまでに時間はかかりますが、複数の職種に詳しい視野の広い管理職になることができます。
■■パターンB■■
治験コーディネーター(CRC):~10年 →→→ リーダー:~20年 →→→ マネージャー、支店長/副支店長/室長/課長:~20年 →→→ 部長/役員:~20年
SMA(治験事務局担当者)や営業(病院担当、製薬会社担当)を経験せずに管理職になります。パターンAよりも早く管理職になることができるため、将来は部長や役員などになることも視野に入ってきます。
※病院で管理職になれるのは薬剤師に限られる場合が多いです。
<男性のキャリアの失敗例>
治験コーディネーター(CRC):~15年 →→→ 看護師や臨床検査技師など治験コーディネーター(CRC)以外
管理職になれない場合は、女性と異なり治験コーディネーター(CRC)を続けることが難しい場合が多いです。
!!40~50代の男性の治験コーディネーター(CRC)が、現場の最前線で働くことは看護師より難しい!!
40~50代の男性の治験コーディネーター(CRC)が、現場の最前線で働くことは看護師や臨床検査技師、管理栄養士などの医療関連の資格職より難しいです。なぜなら、治験コーディネーター(CRC)の仕事は医療関連の資格職と異なり、資格がなくても携わることができ肉体的な負担も少ないため、若い人や女性に取って代わられやすいからです。
また、40~50代の男性の治験コーディネーター(CRC)は周囲から奇異の目で見られることが増え、職場に居づらくなります。
医師からは「え?50歳にもなって治験コーディネーター(CRC)?不祥事でもおこしたの?」などと聞かれ、現場の最前線で働かれている同じ年代の男性の治験コーディネーター(CRC)は少ないため、周囲からは「仕事ができない人」とレッテルを貼られ、被験者からは不思議がられたり嫌がられたりします。
それに対して、40~50代の女性の治験コーディネーター(CRC)は医師や同僚、被験者から頼りにされることが多く、現場の最前線で働き続けることに全く問題がありません。
ですから、40~50代になっても治験コーディネーター(CRC)の経験しかない男性は、看護師や臨床検査技師、管理栄養士などの治験コーディネーター(CRC)以外の仕事に転職せざるを得なくなる場合が多いです。
!!!地方は役職の空きが少ないため、管理職になれるかは運に左右される!!
地方は都市部より役職の空きが少ない場合が多いです。なぜなら、地方の拠点は人員が少ないため、役職の数も少ないからです。例えばSMOの場合、10人の人員の拠点なら、1人が支店長、0~1人が副支店長、0~2人がリーダー、0~1人がSMAまたは営業、アシスタントが0~1人、残りが治験コーディネーター(CRC)となる構成が一般的です。病院もほぼ同じです。
その結果、地方の男性の治験コーディネーター(CRC)が管理職になれるかは、所属している拠点の管理職に空きがでるか、もしくは管理職の空きがある拠点へ転勤する必要があるため、都市部よりも運に左右されやすいと言えます。実際に地方で治験コーディネーター(CRC)をされている男性が、管理職に空きがなく転勤もできないため、転職して状況を変えたいとCRCばんくに相談がよせられることがあります。
もし、転職を1~2回されても管理職になれなかった男性の治験コーディネーター(CRC)は、残念ながら看護師や臨床検査技師、管理栄養士などの治験コーディネーター(CRC)以外の職種へ転職せざるを得なくなる場合が多いです。その場合のご経歴は「最初の会社・病院で治験コーディネーター(CRC)のみを5~15年、次の会社・病院で治験コーディネーター(CRC)のみを2~5年」となる場合が多いです。
採用担当者も上記の状況を十分に承知していますから、男性を選考するときには「管理職になれるポテンシャルがあるか」「将来的に管理職として働きたい意思があるか」などを、女性よりも厳しくチェックしています。
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2022年7月17日
- 新人教育担当のキャリアがある。スペシャリストを意識することはほとんどない。
-
上記を補足させていただくと、弊社にはリーダーと一般の間に新人教育を担当するポジションがあります。通常業務に加えて、新卒や中途で入社される方のOJTをフォローします。会社によってはメンターとも呼ばれているようです。ベテランになってしまうと新人の気持ちを忘れてしまうせいか、CRCへ転職して1~3年ぐらいの日の浅い方のほうが駆り出されることが多いようです。本社には教育だけを専門に行う教育専任の方もいらっしゃいます。
スペシャリストは肩書だけになっていることが多いと思います。CRCになって10年もすれば、誰しもが何らかのスペシャリストになっています。そのため、一緒に働いているCRCがスペシャリストだと意識する場面は実際に仕事をしているときには、ほとんどありません。弊社では多くのCRCが癌領域の経験がありますので、癌領域の経験があってもスペシャリストには該当しないと認識しています。
2022年4月20日
役に立った(1)
- 治験コーディネーター(CRC)のキャリアプラン AI
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治験コーディネーター(CRC)のキャリアプランはさまざまですが、よく見られるものは以下のようになっています。
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アシスタント:CRCをサポートする役割で、データ入力や資料作成などを行います。
CRC:治験全般を担当し、医師や被験者と連携しながら進行管理を行います。
シニアCRC:複数の治験を統括し、チームリーダーとして指導・教育・評価を行います。
CRA(臨床開発モニター):製薬企業から派遣されて医療機関を訪問し、治験の品質管理や監査を行います。
サイトマネージャー:複数の病院や施設で行われる治験を統括する。
プロジェクトマネージャー:製薬企業で治験全体の計画・実施・管理・評価を行います。
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CRCは将来性の高い職種であり、給与も平均的に高い傾向があります。また、やりがいも大きいと言われています。
以上がCRCのキャリアプランについての概要です。ご参考になれば幸いです。