CRCからCRAの転職は難しいですか？（地方在住看護...

現実的にはそれほど難しくない場合が多いと思います。

大手のSMO（治験施設支援機関）では、CRC（治験コーディネーター）から同じグループのCRO（開発業務受託機関）のCRA（臨床開発モニター）へ異動される方もいらっしゃいます。


ただし、CRC経験者が応募できるCRAの求人は、基本的にはCRA未経験者を対象としたものになります。CRA経験者を対象とした求人へは応募できません。

そのため、CRA未経験者向けの求人がない場合は、CRCの経験があっても応募できる求人がなくなる可能性があります。

多くの方がご存じないかもしれませんが、過去20年間ほどにおいて、未経験者向けのCRAの中途募集がほとんどない時期の方が長かったことも知っておきましょう。

また、地方にはCRAの求人がほとんどありませんので、東京や大阪周辺へ引っ越す必要があります。


CRAになりたいのであれば、看護師さんの場合は必ずしもCRCを経由する必要はありません。

新卒の看護師も対象としているCROも存在していますので、最初からCRAへ目指されてもよいと思います。


以下の記事なども参考にしてください。

https://crc-bank.com/keijiban?gu=168
（看護師になって新卒のままCRCへ就職することについてどう思いますか？）
https://crc-bank.com/keijiban?gu=235
（病院かSMOで悩んでいます（看護師/新卒）　最初からCRCを目指しているのなら看護師として臨床経験を積まないほうが良いのでしょうか？）
https://cra-bank.com/keijiban?gu=130
（看護師が新卒でCRAになるための進路について）

https://crc-bank.com/keijiban?gu=41
（CRCの経験があるとCRAへの転職に有利になりますか？）

https://cra-bank.com/keijiban?gu=85
（地方在住者ですがCRAへ就職できますか？）

https://cra-bank.com/seikoujirei?se=0&gu=&shikaku=CRC&gender=&page=
（CRC出身のCRA未経験者の転職成功事例）

病棟経験なしの新卒でCRC就職後、数年経験を積んでCRAを目指すことは、決して不可能ではありませんが、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

CRCからCRAへの転職の難易度

一般的に、CRCからCRAへの転職は、未経験からCRAを目指すよりは有利と言われています。CRCとして治験の流れや医療機関との連携、GCP（医薬品の臨床試験の実施に関する基準）に関する知識などを習得できるため、CRAの業務にもスムーズに入りやすいからです。

ただし、CRAはCRCとは異なるスキルや経験が求められるため、必ずしも容易ではありません。特に、地方在住という点は、求人数や選考方法などに影響する可能性があります。

CRCからCRAへの転職における課題と対策

◆ CRAに求められるスキルとのギャップ:
◆ CRAは、治験のモニタリング業務が中心となるため、CRCのような医療機関との調整業務だけでなく、データマネジメントや統計解析に関する知識、英語力などが求められます。
◆ 対策: CRCとして勤務する中で、データマネジメントや統計解析に関する知識を自主的に学習したり、英語力を向上させる努力をしたりすることが重要です。また、CRA向けの研修やセミナーなどに参加するのも有効です。

◆ 地方在住という点:
◆ CRAの求人は、東京や大阪などの大都市圏に集中している傾向があります。地方在住の場合、求人数が限られる可能性があります。
◆ 対策: リモートワークが可能なCRAの求人を探したり、必要に応じて転居も視野に入れたりするなど、柔軟な対応を検討しましょう。また、地方に拠点を持つ製薬会社やCRO（医薬品開発業務受託機関）の求人を探すのも一つの方法です。

◆ 選考方法:
◆ CRAの選考では、面接だけでなく、筆記試験や英語試験などが課される場合があります。
◆ 対策: 事前に筆記試験や英語試験の対策をしておくことが重要です。また、面接では、CRCとしての経験だけでなく、CRAとしてどのような貢献ができるのかを明確に伝えられるように準備しましょう。

◆ 病棟経験がないこと:
◆ CRAは医療機関との連携も行うため、病棟経験があると有利になる場合があります。
◆ 対策: CRCとして医療機関と関わる中で、積極的に医師や看護師とコミュニケーションを取り、医療現場の状況を理解するように努めましょう。また、治験に関連する疾患の知識を深めることも重要です。

具体的なキャリアプラン

新卒でCRC就職後、CRAを目指す場合の具体的なキャリアプランを以下に示します。

1. CRCとして経験を積む: まずはCRCとして数年間経験を積み、治験の流れやGCPに関する知識、医療機関との連携などをしっかりと身につけましょう。
   
2. 自己研鑽: CRCとして勤務する中で、データマネジメントや統計解析に関する知識、英語力などを自主的に学習しましょう。
   
3. 情報収集: CRAの求人情報や、CRAに求められるスキルなどについて、常にアンテナを張っておきましょう。
   
4. 転職活動: 十分な準備が整ったら、CRAへの転職活動を開始しましょう。《CRAばんく》などを活用するのが良いでしょう。
   
   

地方在住看護師がCRAを目指す上でのアドバイス

地方在住の看護師がCRAを目指す場合、以下の点を意識することをお勧めします。

◆ 情報収集を積極的に行う: 地方ではCRAに関する情報が少ない場合があるため、インターネットや書籍、転職サイトなどを活用して積極的に情報収集を行いましょう。
◆ 《CRCばんく》を活用する: CRA業界に特化した《CRAばんく》を活用することで、求人情報の提供や面接対策などのサポートを受けることができます。地方在住であることを伝え、適切なアドバイスを受けるようにしましょう。
◆ 柔軟な働き方を検討する: リモートワークが可能なCRAの求人を探したり、必要に応じて転居も視野に入れたりするなど、柔軟な働き方を検討しましょう。
◆ 自己PRを明確にする: CRCとしての経験だけでなく、CRAとしてどのような貢献ができるのかを明確に伝えられるように、自己PRをしっかりと準備しましょう。

まとめ

病棟経験なしの新卒でCRC就職後、数年経験を積んでCRAを目指すことは、決して不可能ではありません。しかし、CRAに求められるスキルとのギャップや、地方在住という点を考慮し、計画的にキャリアプランを立てていくことが重要です。

まずはCRCとして経験を積みながら、自己研鑽に励み、情報収集を怠らないようにしましょう。