「治験コーディネーター(CRC)への転職を考えていますが、志望動機がうまく書けません」「志望動機にはどのようなことを書けばいいのでしょうか」とお悩みではありませんか?
書類選考や面接を突破するためには、採用担当者に「この人に会いたい」「この人と一緒に働きたい」と思わせる志望動機が必要です。しかし、そのような志望動機を独力で書ける人は少数派です。
この記事では、未経験者と経験者のそれぞれに対して、治験コーディネーターの志望動機を作成する際のポイントを解説します。また、治験コーディネーターの志望動機の例文やよくある質問への回答も紹介します。この記事を参考にして、あなたの志望動機をより魅力的に仕上げてみましょう!
治験コーディネーター(CRC)の志望動機の書き方と例文
CRC経験者の志望動機について
治験コーディネーター(CRC)経験者の場合、応募書類に書かれている志望動機によって書類選考の結果が左右されることはほぼ無い。
治験コーディネーター(CRC)未経験者の場合、応募書類に書かれている志望動機の内容によって書類選考に通過できるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
なぜなら、治験コーディネーター(CRC)未経験者の書類選考では、治験コーディネーター(CRC)へ転職した後すぐに辞められては困るなどの理由から、採用担当者は応募書類に書かれている志望動機から応募者の治験コーディネーター(CRC)の仕事の理解度ややる気の有無を判断し、懸念のありそうな方を書類選考で見送りにすることがあるからです。
しかし、治験コーディネーター(CRC)経験者の場合、応募書類に書かれている志望動機によって書類選考の結果が左右されることはほぼありません。
なぜなら、治験コーディネーター(CRC)経験者の場合、すでに治験コーディネーター(CRC)の仕事を経験されているため、採用担当者は応募書類に書かれている志望動機から治験コーディネーター(CRC)の仕事の理解度の有無を判断する必要がないからです。
また、再び治験コーディネーター(CRC)へ応募されている事実から、志望動機を見なくても「やる気がある」と判断できます。
治験コーディネーター(CRC)経験者の場合、応募書類の志望動機で良い評価をもらうことよりも悪い評価をもらわないことを優先する。
治験コーディネーター(CRC)経験者の場合、応募書類の志望動機で頑張ってアピールしたところで、書類選考が通過しやすくなることはほとんど期待できません。
それにも関わらず、治験コーディネーター(CRC)未経験者と同じように「志望動機がとても重要」と考え、応募書類の志望動機で無理にアピールしようとした結果、矛盾のある曖昧な内容の志望動機になってしまい、採用担当者から良い評価ではなく悪い評価をもらってしまう方がいらっしゃいます。
治験コーディネーター(CRC)経験をお持ちである時点で、治験コーディネーター(CRC)未経験者と較べて何倍もの良い評価をもらえています。治験コーディネーター(CRC)経験者は応募書類の志望動機で無理にアピールしなくても、良い評価のまま面接へ進められることを忘れないようにしましょう。
志望動機の詳細は面接で述べる機会がある
応募書類の志望動機に応募先向けの志望理由を必ずしも書く必要はありません。応募先の研究が不十分なまま、応募先向けの曖昧な志望理由を書いて悪い評価をもらってしまう可能性があるなら書かれないほうが良いです。
応募先向けの志望理由は面接で述べる機会が用意されていますので安心してください。
- 面接で述べる志望動機はこちら
以上から、治験コーディネーター(CRC)経験者の場合、応募書類の志望動機は行にして2~4行、文字数にして100~300文字前後と短くまとめるだけで十分であると言えます。
ただし、引っ越しもブランクもない方は応募書類の志望動機に転職したいと思った理由を書かざるを得なくなる場合が多いですから、そのときは応募先の研究を十分にしたうえで、応募先向けの志望理由を含んだ志望動機を書かれても良いでしょう。
しかし、応募先へ入りたい意思が特になかったり、応募先向けの志望理由がない方は無理に書く必要はありません。書かなくても書類選考の通過率に変化はありません。
治験コーディネーター(CRC)経験者の場合、応募書類の志望動機ではなく職務経歴の作成に時間をかける。
治験コーディネーター(CRC)未経験者の場合、応募書類に書かれている志望動機の重要性は高いのに対して、職務経歴や自己PRの重要性は低いです。
なぜなら、職務経歴には治験コーディネーター(CRC)以外の仕事内容が書かれているため採用担当者は評価しづらく、自己PRの内容も所持している医療資格の種類によってアピールできる内容が決まってしまうからです。
しかし、治験コーディネーター(CRC)経験者の場合、応募書類の志望動機より職務経歴のほうが何倍も重要です。
なぜなら、採用担当者は応募書類に書かれている職務経歴から治験コーディネーター(CRC)としてどれぐらい働けるかを判断できるからです。
ですから、治験コーディネーター(CRC)経験者は応募書類の志望動機の作成に時間をかけすぎることは避け、その分の時間と労力を見やすくて詳細に書かれた職務経歴を作成することに費やすことをお勧めいたします。
応募書類の志望動機は要点だけが簡潔にまとまってさえいればひとまず十分です。
- CRC経験者の職務経歴書の書き方はこちら
応募書類の書類選考への影響度
CRC未経験者 | CRC経験者 | |
大きい | 志望動機 | ほとんどない |
小さい | 職務経歴 | とても大きい |
ほとんどない | 自己PR | ほとんどない |
CRC経験者の志望動機の書き方
- 引っ越される方の志望動機
-
- 今後もCRCに携わりたい理由
- 強みや経験した内容
- 目指したいCRC像
- (応募先を選ぶ理由)
- ブランクのある方の志望動機
-
- 再びCRCをやりたい理由
- 強みや経験した内容
- 目指したいCRC像
- (応募先を選ぶ理由)
- 引っ越しもブランクもない方の志望動機(転職理由がポジティブな場合)
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- 転職する理由
- 応募先を選ぶ理由
- 強みや経験した内容
- 引っ越しもブランクもない方の志望動機(転職理由がネガティブな場合)
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- 今後もCRCに携わりたい理由
- 強みや経験した内容
- 目指したいCRC像
CRC経験者の志望動機の例文集
- CRC経験者の志望動機の例文(1)
- 今まで業務を行なってきた中で、被験者様からの温かいお言葉や、医師・医療機関スタッフとの信頼関係、また治験依頼者との協働など多くのやりがいを感じることができました。
「●●」という経営理念を持ち、●●の認定制度を活用した研修制度が整っている貴社で、今までの治験コーディネーターの経験を活かしつつ、さらに幅広い疾患に対応できるCRCとして成長していきたいと考えております。
- CRC経験者の志望動機の例文(2)
- CRCという職業にやりがいを感じており... ログインor無料の転職相談に申込みをして閲覧する
- CRC経験者の志望動機の例文(3)
- 前職では治験開始から終了まで携わり、丁寧かつ素早く業務を進めることや、不備のない対応をすることなどを心がけてきました。主に●●や●●の臨床試験を担当しておりましたので、貴社でも経験を活かせると考えております。
今後はもう一度CRCの専門的知識を勉強し、さらなるスキルアップを目指し精進いたす所存です。よろしくお願い致します。
- CRC経験者の志望動機の例文(4)
- 治験に参加中の患者様の症状が改善し... ログインor無料の転職相談に申込みをして閲覧する
- CRC経験者の志望動機の例文(5)
- これまで●●年以上の間、国際共同治験を含め数多くの経験を積んできました。今後はこれまでの経験を活かしながら、幅広い領域や様々な施設での業務を通じてさらに成長していきたいと思っています。また、多くの治験コーディネーターを抱える貴社のマネジメントを学び、将来的には育成にも貢献できればと考えております。よろしくお願いします。
- CRC経験者の志望動機の例文(6)
- やむを得ずCRCを離れることになりましたが... ログインor無料の転職相談に申込みをして閲覧する
- CRC経験者の志望動機の例文(7)
- CRCとして主に癌の企業治験を経験してきました。自分の担当した治験の薬が後に承認され、世の中の多くの患者様に使用できるようになったとき、とても嬉しく感じたことを覚えております。家庭の事情により治験の仕事から離れておりましたが、再びCRCとして働きたいと強く思い応募いたしました。
- CRC経験者の志望動機の例文(8)
- 私は相手の立場を考えて言葉を選びながら... ログインor無料の転職相談に申込みをして閲覧する
- CRC経験者の志望動機の例文(9)
- 新しい疾患領域の試験を担当する度に初めて学ぶ知識や今までにない経験を得る機会があり、それらを身につけることで日々成長を実感できるCRCの仕事に大きなやりがいを感じています。
これまでの経験を活かし、今後も長くCRCとして活躍することで、さらなる自己の向上と治験業界の発展に貢献したいと思っています。
よく使われる「転職理由」
- 今までの経験を活かしたい
- さらに領域を広げたい
- さらに多くの施設を経験したい
- さらに成長したい(自分&仕事)
- (将来は)マネジメントを学びたい
- (将来は)新人や部下育成に貢献したい
よく使われる「やりがい」
- 新薬の登場を待ち望んでいる方の力になれる
- 楽しく被験者様と接することができる
- 「あなたが担当で良かった」と言われた
- 周りと信頼関係を築きながら円滑に治験を進められる
- 常に新たな知識や経験を得られる
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- 転職を考える際、最も重要な条件の一つは給与です。
治験コーディネーター(CRC)への転職を考えている方々にとって、自身のキャリアや経験がどの程度評価されるのか、気になることでしょう。
こちらでは、あなたのプロフィールに基づき、治験コーディネーター(CRC)へ転職した場合の年収を予測します。
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- 「臨床経験が少ない」「転職回数が多い」といった理由で、選考に通過できるか不安になり、応募をためらう方も多いと思います。
こちらでは、あなたのプロフィールに基づき、治験コーディネーター(CRC)に応募した場合の書類選考の通過率や面接の合格率を予測します。
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