正社員と正社員以外のどちらが良いか迷っています。

下の子が3歳になったばかりの方は正社員以外をお選びになる方の比率が高いですが、正社員として働けるようでしたら、病院で正社員として働くことも可能です。

正社員と正社員以外について、「雇用期間の定め」や「賞与の有無」に違いがあることは多くの皆様がご存知だと思いますが、正社員が「残業や転勤、異動の命令・辞令を拒否することができない」ことを見落としていらっしゃる方が多いようです。なぜなら、「正社員を希望しているけど残業ができない」とおっしゃる方が多いからです。

もちろん、正社員であっても残業を断ったり、残業をしなくて済む場合もございますが、おおまかに申し上げれば「残業を断れないから正社員」であるのです。つまり「正社員を希望しているけど残業ができない」という希望は、矛盾していると言えます。

以上から、正社員と正社員以外の選び方の1つとして、「1ヶ月に最大で20～30時間までの残業ができる人は正社員、残業ができない人は正社員以外を選択する選び方がある」と言えます。


※会社・病院との間に36協定が締結されており（多くの会社・病院は締結済みである）、就業規則で残業の指示に従うことが義務付けられており（多くの会社・病院は義務付けられている）、残業を断れる正当な理由（体調不良、介護育児など）がない場合、労働基準法では個人的な理由で残業を断ることは業務命令に違反することになり、減給、降格、最悪の場合は解雇される可能性があります。
※正社員でも雇用期間に定めがあったり、転勤がなかったり、小さい子供の世話のために残業せずに帰ることができたりします。正社員以外であっても賞与があったりします。厳密な定義は複雑なため、上記は一定の法律を根拠に一般的に広く知れ渡っている内容となっております。あらかじめご了承くださいませ。