治験の採血採取後、遠心分離器を回したり、血漿を...

治験の採血採取後、遠心分離器を回したり、血漿を取り出して冷蔵庫に保存する役割は、一般的には採血した医療従事者や検査技師などが担当します。ただし、治験の種類や規模によっては、その役割が異なる場合もあります。

派遣されたCRCの場合は、医療行為ができるかどうかは施設や契約によって異なります。CRC（臨床試験コーディネーター）は、採血の立ち合いや検体を検査室へ持っていくことはできますが、遠心分離器を使ったり、検体を分注したりなどといった行為は医療行為にあたるため行えません。クリニックで働いている医療事務も同様です。

院内CRCの場合は、医療行為ができることもありますが、治験データの正確性と公平性を担保するために、治験患者への医療行為はしないことを手順書として決めているところが多いです。